本の読み方

目的

本には読み方があります。これを間違えてしまわれると時間だけ大量に失うことになってしまいます。

まず、時間を失わない上手な本の読み方は読む前に目的を決めることが大切になります。おそらく、次の2つが本を読む目的になるのではないでしょうか。

  • 娯楽のため。
  • 自分の目標を達成させるため。




目的がないなら本を読む必要なない

あなたに「娯楽のため」「目標達成のため」のどちらかの目的がなければ本を読む必要はありません。本を読む目的がない方が本を読もうと意識されるときは、他人から「本くらい読んでおけよ」と、不安にさせられたからではないでしょうか。

しかし、本を読む目的がない方がいざ本を読もうとしても、目的がないので何を読めば良いのかわかりません。この場合、とりあえず「小説か……?」と、小説を手にとったとしても、娯楽のためではないので、読んでいてちっとも面白くないわけです。「あぁ……無駄な時間だ……」と、反対に活字がどんどん嫌いになっていきます。

または、売れているビジネス書を手にとったとしても、「う~ん、どうでもいい……」と、内容が頭に入ってこないわけです。

これは本を読む目的がないから起きてしまう現象になります。




娯楽のため

1つ目の本を読む目的は娯楽のためです。小説やエッセイ、ノンフィクションなど「作品」を楽しむための時間です。※人によっては学術書やビジネス書を読む時間が娯楽になっていることもあります。

この場合の本の読み方は「1文字1文字にじっくり目を走らせ、その世界観に没入していく」です。ただただあなたのお好きなように活字に目を走らせていくことになります。間違っても速読してはいけません。

例えば、あなたは借りてきた映画を――スピルバーグ監督作品だとします――倍速再生しながら観賞されることはありませんよね。そうではなく、その約2時間を楽しむことに目的があるわけです。小説でもエッセイでも学術書やビジネス書でも同じように、その時間を楽しむために本を読もうとされておられるのなら、じっくりとその世界観にひたりながら、あなたのペースで読んだいかれればよいでしょう。

一方、あなたに達成したい目標があり、そのために本を読まなければならないときは話が変わってきます。この場合は、知識習得、成功事例や失敗事例の情報収集、業界の歴史、他国の思考方法など、様々かつ大量の情報に触れていかなければならない状況です。したがって、このようなときに1文字1文字活字に目を走らせていたら、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。




目標達成のため

2つ目の本を読む目的は、あなたの達成させたい目標を本当に達成させるためです。

この場合の本の読み方は「速く読む」です。1文字1文字を高速に目を走らせるのではなく、「その章や、その見出しの中で、著者は何を伝えたがっているのか」を探しながら読むようにします。

例えば、このページを高速で読む場合は、「本の読み方について知りたい。どれどれ、まず目的ね。ほぉ目的には2つあるのか。娯楽と目標達成のためね。娯楽は楽しむ、目標達成は速読するのね……はいはいなるほど」のように、1分以内に読めてしまえると思います。

解説部分は捨てて、主張を探し、そこを認識する作業をしていきます。もし主張が理解できなさそうなときは、解説部分を同じように速読していきます。

これで、大量の本を読むことができるようになります。そして、時間を失うことなく、情報収集ができるようになります。




環境を整え、集中する

本の読み方については以上ですが、本を読む環境を整えることも大切です。

例えば、静かな部屋で本を読んだほうが内容を理解しやすいでしょう。※人によっては好きな音楽を聴きながらのほうが理解できるかもしれませんが。

集中しながら本を読むことで、「そういえば、あれ何だったっけ」と、内容が完全に記憶から消え去ることを防げます。

環境を整えて、集中することが本を読むときには大切です。




何回も読む。何冊も読む

同じ本を何回も読むことで、理解が深まります。そして、同じテーマの本を何冊も読むことで、その内容が記憶に定着していきます。なぜなら、同じテーマの本を何冊も読んでいると、「あっ、これ前の本に書いてあった」と、同じ内容を違う表現で再認識できるようになるからです。

もし、「本を読んでも内容が理解できない。それに、読んださきから寸前の内容が何を伝えたがっているのかを忘れてしまう」のようなことが起こっていたとしても心配いりません。それでOKです。なぜなら、はじめて触れる知識は理解することがほぼできないからです。それよりも、とりあえず「知った状態」にしておきます。そしてその状態で別の本を10冊、20冊と読んでいくと、上述したように「あっ、前の本にこの内容について書いてあったな。なるほどね、こういうことなのか」と、つながって理解できることがあるのです。

また、何冊も本を読んでいると、その本に何が書いてあるのかが予測もできるようにもなります。ですから、このときは、さささっとページをめくっていけるようになります。自然とテレビで見たことあるような速読状態になれます。




関連知識がインプットされていて理解ができる

補足ですが、こんなウソのような面白い話があります。

私の友だちの友だちに、20代の男性がいました。彼はなぜかあるとき思い立って歴史小説「三国志」を読もうと決意されました。そして、彼は学生時代、社会人になってもほとんど活字に触れていなかったとのことでした(もちろん新聞、小説、ビジネス書など読んだことがなかったそうです)。

「さすがに大人になってこれではいかん!」と感じたそうで、それで三国志を読むことになったそうです。

私の友だちが彼に感想を聞きました。すると彼はこう話したそうです。

「昔の日本人は変わった名前だったんですね。『そうそうもうとく』とか『りゅうびげんとく』とか。ちなみにあれはどこで戦争していたんですかね。青森とかですか?」。

私の友だちはランチ中だったこともあり、絵に描いたように食べていた箸が止まり、絶句したと教えてくれました。「はじめて本当に時間が止まった」と、話してくれました。(笑)

彼は三国志を知らなかったのですね。そして、中国人の姓名の特徴も知らなかったのです。

さて、実は、私たちはこのように新しく何かを理解しようとしたときに、いくらかの関連知識が入っていなければ、その1冊だけをじっくりとそして何回も読んだところで内容を正しく理解することができません。

例えば、この彼なら、三国志は西暦200年前後の中国が舞台であることや、当時の時代背景を知っておくことが必要です。そして当時の中国の都市名と位置を地図で確認しておかないと、どこに軍隊を派遣しているのか、なぜその土地をものにしたいのかなどが理解できません(これらを知っていればより楽しめますね)。

このような関連知識がインプットされていなければ、「諸葛亮孔明は頭が超良い!」「呂布つえぇ~!」で終わってしまいます。そしてこの1冊で終わらずに、関連がありそうな本を2冊、3冊と読んでいくとより三国志を理解できるようになっていきます。

つまり、私たちも新しい本の内容が理解できなくても気にすることはありません。どんどんページを進めて行けばいいのです。そして次の本を読んでいけばいいのですね。おのずと理解は深まっていきます。




まとめ

本の読み方は以下のとおりです。

  • 目的を決める。

【本を読む目的 娯楽】

  • 楽しむ。

【本を読む目的 目標達成】

  • 速読(主張を探しながら)。
  • 何回も何冊も読む。

以上が「本の読み方」でした。

ぜひ、ご参考にしていただき、あなたにとって良い読書時間になりますように心からお祈りしております。

ありがとうございました。

一二 三四朗(ヒフ  ミシロウ)




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