疲れの種類
今回はあなたの仕事の疲れをとる方法をご紹介していきます。
私たちの疲れには種類があります。
それは、
・肉体疲労
・神経疲労
・精神疲労
の3つです。
まずは、あなたの仕事の疲れがどの疲労なのかを見極めていきましょう。
「肉体疲労」「神経疲労」「精神疲労」
・肉体疲労=筋肉の疲労。
・神経疲労=視神経(眼)や脳の疲労。
・精神疲労=人間関係など心の疲労。
私たちの仕事の疲れは、だいたいこれらが重なり合っているものです。
よって、それぞれの疲労への対策をとることで、疲労全体を回復へ向かわせることができるようになります。
筋肉の力を抜くスキル
まずは肉体疲労への対策から。
肉体疲労への対策は、
・全身の筋肉の力を抜く(脱力)
です。
このスキルを身につけることで肉体疲労を軽減させることができるようになります。
例えば、ボクサーをイメージしていただけますでしょうか?
彼らは試合中、常に筋肉の力を抜いています。
その状態からパンチを当てる一瞬だけ脚や拳に力を入れておられます。
それを日頃の練習でできるようにしています。
なぜ筋肉を脱力させるのか?
それは筋肉を疲れさせないためです。
私も学生時代ボクシングをしていましたが、リングの上でボクサーは興奮状態かつ緊張状態になります。
すると全身に力が入ります。
この全身に力が入った状態で試合をすると驚くほど体力を使います。
1ラウンド(たった3分)を終えたばかりなのにゼェゼェと息を切らしてしまいます。
しかし、筋肉を脱力させることができるようになると、興奮状態かつ緊張状態であるにもかかわらず疲れなくなります。
持久力を格段にアップさせることができるようになります。
あなたは接客中や普段の事務作業のときの筋肉の状態はどうなっておられますでしょうか?
筋肉にしっかりと「力」が入っていませんでしょうか?
それだとすごく疲れてしまいます。
たがいまして、まずは仕事中(とくに接客中)にあなたの筋肉の力を抜く意識を持たれてみてください。
脱力状態で仕事をされたことの無い方なら、はじめはものすごく難しく感じると思います。
このスキルが身に付くと肉体疲労はかなり軽減されます。
脱力のやり方
筋肉を脱力させるコツは、まずは「口を開けてホゲ~~とする」ことです。(笑)
そうしながら、
「脱力、脱力」
と頭の中で唱えます。
そして、次のように意識していきます。
「私のふくらはぎはゆるゆるだ」。
「私の胃はゆるゆるだ」。
「私の腕はゆるゆるだ」。
「私の顔面はゆるゆるだ」。
細かく身体の部位を意識して脱力させていきましょう。
(寝る前も脱力をすると、良い睡眠につながります)。
靴に中敷を入れる
肉体疲労を軽減させるためには、この対策がききます。
特に革靴で外回りをされている訪問販売員やスーツで店舗内販売をされている販売員の方々はぜひ実践していただきたいです。
靴の中にクッション性の高い中敷を入れておきましょう。
これで1日の疲れ方が変わります。
もしかしたらオシャレな方々にとっては中敷を入れることは許されないのかもしれません。
「私の靴はグッドイヤーウエルト製法。インソール(中底)の美しい雰囲気を壊したくない」。
そんな想いがあるかもしれません。
しかし、疲れていては生産性が悪くなります。
ですから、ぜひ中敷を入れ、徹底的に足の裏に掛かる体重(衝撃)を軽くしてあげてください。
この中敷作戦を経験されたことが無い方は、その快適さと夜の疲れ方の違いに驚かれると思います。
ストレッチや運動、筋トレをする。
こちらも肉体疲労を軽減させるスキルです。
疲れは運動不足でも感じてしまいます。
なぜなら、血流が鈍くなっているからです。
久しぶりにジョギングをするとそれをよく実感できると思います。
特にストレッチや筋トレは35歳を越えた男女には大切になります。
35歳前後を超えると、本人は気がついていないのですが筋力が低下していきます。
その中で今までと同じように身体を動かして仕事をしているので、昔よりも疲れを感じるようになってくるのですね。
したがいまして、この問題を解決するために脚を中心に筋トレをする習慣をもつようにしていきます。
※筋トレは最初の1~2週間を”捨て週間”として意識されることが続けるコツです。
捨て週間中は全身筋肉痛でストレスまみれになります。
ですが、それを超えていくと疲れない身体に成長していきますので、がまんのし甲斐はあると思います。
精神疲労、神経疲労も脱力スキルを身につけると軽減される
仕事の疲れがとれないのは、簡単に言うと、
「力が入っているから」
です。
ですから、とにかく筋肉、脳(思考)を脱力させましょう。
この脱力スキルがつくだけで、肉体疲労だけでなく、精神疲労と神経疲労も軽減されていきます。
これは経験されないと「なに言ってんだ」と思われるかもしれません。
最近エリートビジネスマンたちの間で実践されるようになったマインドフルネス(瞑想)と同じですね。
脳内を脱力させて、神経疲労も軽減させましょう。
ぜひ一度、騙されたと思って試されてみていただけたらと思います。
あなたの仕事の疲れが少しでもとれますよう、陰ながらではございますが心から応援しております。
以上、「あなたの仕事の疲れがとれない原因」でした。
ありがとうございました。
一二 三四朗(ヒフ ミシロウ)