実は、私がセールスの訓練に本腰を入れてからすぐに売れるようになったわけではありませんでした。
よし! セールスの訓練をするぞと息巻いてもすぐにセールス能力が上がるわけではありません。
ですから毎日上司から暴言を浴びせらる状況に変わりはなく、私はもう現場に出たくないと胃をギュ~~ッと握られているような感覚を持ちながら生活をしていました。
もちろんその当時は実績の無い社員の休日出勤は当たり前。
そして休日出勤しない本当の休日は次の出社が頭をよぎり全く楽しめません。
心身共に疲れ果てていました。
そんなとき奇跡の出会いがあったのです。
私は今日も売れなかったとうなだれながら家に向かっているときにふと本屋に入ったのです。
わらにもすがる思いでビジネス書コーナーへ答えを探しに向かっていると、その途中の棚に当時ベストセラーだった『ユダヤ人大富豪の教え』という本がおすすめとして大々的に陳列されていたのです。
それが目に入った私はふとユダヤ人=お金持ちと連想してしまい、お金持ちになれたらセールスなんて辞めて悠々自適に生活ができるのになぁと頭の中でつぶやいたのと同時に脚がその前で止まったのです。
私はその本を手に取りページをめくっているとある衝撃な言葉が飛び込んできたのです。
「お金持ちになりたいならセールスを極めなさい。そして心理学を学びなさい。他人を動機づけられるようになる」。
セールスを極めろ…ですか……。
し……心理学。初耳。
とりあえず単純かつもうあまり試行錯誤したくなかった私は心理学に売れるようになる答えがあってほしいと願いながら次の休みの日に図書館へ行くことにしたのです。
私は今でも覚えていますが、図書館で1冊の心理学書を手に取り、借りました。
そこには「群衆心理(集団心理)」について書いてありました。
とにかくむずかしそうな本に売れる答えがあるだろうと考えたため、それを借りたのでした。(笑)
もちろん全く意味はわからないし、何より絶対にセールスに関係ないだろうなという直観が働きました。
一通り目を通すだけでも苦しかった記憶があります(もうタイトル以外はさっぱり忘れてしまった。笑)。
でも、次に借りた心理学書が当たりました。
それが消費者心理学でした。
集団心理学の本とは全く違う内容で、これだと思いました。
そこから私はセールスに関係する心理学を真剣に勉強していくようになりました。
そして心理学をセールストークに組み込めるようになると驚くほどあっさりと売れるようになっていったのです。
しかもとにかく毎回お客様の反応が同じなるとこに驚かされました。
ですから今でも覚えています。
うちはいらないと私をうっとうしく思いながら対応していた40代のふくよかな女性との出会いを。
彼女に何とか最後までセールストークを聞いてもらうとなんとその場で売ることができたのです。
絶対に売るのは無理そうだと感じていたので、その家の扉が閉まったあと心の底から心理学はすごい! と感動しました。
私はそのときはじめてセールスという仕事で自分が結果をコントロールしている感覚を味わえました。
私はそこからがんばって実績を重ねていくようになりました。
するとそれに併せて上司の暴言も減っていきました。
それが何より嬉しかったですね。(笑)
勉強
私の経験から言えることは、セールスで売れるようになるには「コミュニケーション能力」と「心理学が組み込まれたセールストーク」、この2つが必ずいるということです。
とくに大切なのは心理学です。
ユダヤ人大富豪が言っていたことは間違いではなかったと今は実感として理解できます。
心理学を学んでおけばお客様の考えや感情を動かせるようになり、その結果売れていきます。
悔しいですがオレオレ詐欺や災害時の振り込め詐欺、結婚詐欺師たちは心理学を学び使い倒しています。
もしあなたが当時の私のようにまだ心理学を学ばれたことがないようでしたら、ぜひ1度心理学の勉強をされることをおすすめいたします。
本当にお客様の反応が変わり、今より確実にもっと売れるようになります。
私はこのブログを立ち上げたときから変わらずこの1冊をおすすめしております。
その理由は本当に現場で効果がある消費者心理学が学べるからです。
この本は何を言えばお客様は買わずにいられなくなるのか、だけに内容がしぼってありますので、どうやってそれをセールストークに組み込めばいいのかも解説されております。
素晴らしい本ですので、ぜひご参考いただけたらと思います。
購入前に、私と他の読者の感想もこちらにあるので検討材料にされてみてください。
※今は特別価格で買えるお得な期間中です。
あなたの益々のご活躍を心から応援しております。
一二 三四朗(ヒフ ミシロウ)