営業マン・販売員の滑舌が良いと、お客様に好印象をもってもらえるようになります。
そしてセールストークもしっかりと聞き取ってもらえるため、より理解されやすくなります。
それはつまり成約率が上がることにつながっているのですね。
(素晴らしい!)。
それでは、そもそも滑舌(かつぜつ)とは何でしょうか?
ちょっと簡単に説明いたします。
滑舌とは、
「舌をなめらかにして、発音をはっきりさせるスキル」のことです。
テレビ、ラジオ、演劇などの業界用語ですね。
さて、もし滑舌の悪い営業マン・販売員がいたとしたら、お客様はどう感じるでしょうか?
私の実体験では、こんなふうに思いました。
「んっ? 何? 何%節約できるって? 20%? 50%……? もう一回言ってもらいたいなぁ……。けど聞き返すのもな……」。
このようにセールストークが理解できないのですね。(笑)
しかし、滑舌が悪い営業マン・販売員は、まさか自分の滑舌が悪いだなんて思っておられません。自分の声がお客様に聞こえづらいだなんて考えもされません。
私たちはお客様へセールストークを一言一句しっかりと伝え、内容を理解していただかなければ、成約率を下げてしまうことになりかねないのです。
では、どうやったら滑舌を良くできるのでしょうか?
さっそく、その方法をご紹介していきたいと思います。。
1.母音を意識して発音する。
この方法は、劇団四季の舞台俳優さんが日頃練習されている方法です。
(演劇・放送業界では常識だそうです)。
母音とは、
「あa・いi・うu・えe・おo」
のことです。
例えば、
「お疲れ様です!」
の母音を見てみます。
この場合、
「o・tsu・ka・re・sa・ma・de・su!」
と発音しますよね。
そこで母音部分をピックアップします。
o・tsu・ka・re・sa・ma・de・su
お・う・あ・え・あ・あ・え・う
これが母音です。
この「おうあえああえう」を意識しながら
「お疲れ様です!」
と発音すると、相手にはっきりとくっきりと聞こえるようになります。
さて、この母音を意識しながら発音ができるようになるためには、
「おうあえああえう。おうあえああえう。おうあえああえう……」
を何度もハッキリと発音練習をします。
単語が「おはようございます」なら、
「お・あ・お・う・お・あ・い・あ・う」
です。
ですから、
「おあおうおあいあう。おあおうおあいあう。おあおうおあいあう……」と、母音だけをピックアップして発音練習を繰り返します。
この母音発音の練習を繰り返していると、一音一音がハッキリ発音できるようになります。
あなたのセールストークはお客様にしっかりと伝わり、理解されるように変わりはじめます。
※この練習は楽しいと思いますよ。これができるようになると、お客様の前でまるで劇団員のようにハッキリ話す自分になり、楽しく仕事ができると思います。
(私はそうでした。笑)。
下に、滑舌について参考になる動画をご紹介します。
さすがアナウンサーの方です。
お声が一音一音はっきりと聞き取れます。
お手本中のお手本です。
↓
↓
2.あ行か行さ行……各行をはっきりと連続でハッキリと発音する(舌を素早く動かす練習)。
例えば、
「あいうえお あいうえお あいうえお」
「まみむめも まみむめも まみむめも」
のように、各行を連続でハッキリと素早く発音します。
これを続けていると舌の動きがなめらかになります。
そして口の周りの筋肉もほぐれてきます。
このような練習を朝のシャワー時間などにやっておかれると、現場に「イイ声」の状態で入っていけます。
自分の意識も、
「お客様にセールストークをハッキリと伝える!」
となっておりますので、1日の仕事への意欲も高めることができます。
以上が「滑舌を良くする方法」でした。
ぜひ毎日、滑舌の練習も取り入れてみてくださればと思います。
滑舌も売る能力のひとつになります。
この記事があなたの刺激になれたら嬉しく思います。
以上、「滑舌(かつぜつ)」でした。
ありがとうございました。