声の出し方
営業マンは声の出し方が悪いとお客様に「この営業マンはやる気があるのだろうか?」「この営業マンは暗いなぁ……。はやく帰ってもらいたい」などのように思われてしまいます。
例えば、私は何度か声の出し方が悪い営業マンと商談をしたことがありますが、皆さんあまり印象が良くありませんでした(共通して皆さん覇気がありませんでした)。
初対面でしたので、私は成約する気にならず、交渉決裂となりました。
そこで今回は営業マンにとってどんな声が良くてどんな声があまり良くないのかについてご体感いただけたらと思います。
資料をいろいろと探していましたら、ちょっと懐かしい動画がYouTubeにありましたので、ぜひそれを見ながら声の良し悪しをご体感ください。
まずはこちらから。
いかがでしたでしょうか。
それでは続けて次の動画をどうぞ。
お疲れさまでした。
さて、あなたは両者の声の出し方の違いをはっきりとご理解いただけたのではないでしょうか?
少し話がそれますが、実は、トップ営業マンの方々に共通している特徴があるとするのならば、彼らは自分のセールストークの一音一音をお客様に確実に聴かせている点があります。
それのおかげでお客様にセールストークをしっかりと理解させているのです。
ここで話を声に戻しますが、ちなみに営業マンにとって良い声とは異性をドキドキさせるような声のことではありません。
営業マンとって良い声とは次のような声です。
・優しそうな声
・元気な声
・聞いていて落ち着く声
・さわやかな声
こんな感じです。
さらに「滑舌(かつぜつ)」が良ければ最高です。
なぜなら滑舌が良ければ一音一音がはっきりとお客様に聞こえ、情報が伝わりやすくなるからです。
良い声の出し方
私はいつも良い声を出すために次の2つを意識しています。
・声を張る(大きな声、覇気のある声)。
・楽しそうに話す。
さて、あなたは上の2組の漫才の違いにお気づきになられたでしょうか?
素人さんとプロの声の出し方は全く違っていましたよね。ですから作品の印象が全く違うものになっていました。
もちろん素人さんの動画は撮影機材や編集技術のハンデもあるとは思いますが、それにしても声が小さかったですね。
ゆえに覇気もあまり感じられませんでした。声を大きく出している箇所は一部あるにせよ、やっぱり全体的に覇気を感じられませんでした。
ですからそれが原因で視聴者の私たちは彼らに対して「自信が無さそう」と感じてしまいました。
同時に「暗い印象」も持ってしまいました。
一方、プロはどうだったでしょうか?
松本さん今田さんの声の出し方はさすがとしか言いようがありません。
お二人ともとても声を張られています。
ですから「自信にあふれた」印象を受けます。
それが原因となって私たちは安心して漫才を楽しむことができます。
つまりこの2本の動画から分かることは、営業マンも現場でこのように声を張り、覇気を出すだけでお客様に好印象を持ってもらえるということです。
2つ目の良い声の出し方は「楽しそうに話す」です。
私は性格的にこれを得意としていました。
楽しそうに話すことができればお客様を惹き付けることができるようになります。
例えば先ほどの動画では素人さんのほうは緊張のせいか若干堅かったですね(漫才終了後の自分たちの感想でもそう漏らされていました)。
楽しそうに話そうと意識をされていたのでしょうが残念ながら視聴者である私たちにそれが伝わってきませんでした。
むしろ無理をして楽しそうに話しているような印象を受けてしまいました。
一方、プロはどうだったでしょうか?
特に今田さんがとても楽しそうな声で場の雰囲気を盛り上げていました。
視聴者の私たちはそれに釣られ、いつの間にか手を止めて惹き込まれていきました。
私はこの声の出し方こそが営業マンが手本にすべきだと考えています。
なぜなら声を張って楽しそうに話すことができればお客様を引き込み、セールストークを聞いてもらえるからです。
私たちはセールストークを聞いてもらえなければ商品を理解してもらうことができません。
もちろん無理をしてまで声を張る必要はありませんが、自分のキャラクターに合った声の張り方を探しそれを試す必要はあるでしょう。
はじめはお客様の反応を見ながら微調整していけば良いでしょう。そして楽しそうに話し、お客様の警戒心が解けるかどうかを確かめていきましょう。
私の経験談ですが、たまに調子が良いときは君のような元気になれる営業マンに出会えて良かったと言われていました。
お客様の警戒心を解き、「この人とならコミュニケーションをとってもいいかな♪」と感じてくれるお客様が多ければ嫌でも実績は出せるようになります。
ぜひあなたのキャラクターを大切にされながらも良い声を出すことを意識されながらセールスに取り組んでくださればと思います。
この私のセールスノウハウがあなたのスキルアップになれれば嬉しいです。
あなたの販売実績がますます伸びていかれますことを心より応援しております。
一二 三四朗(ヒフ ミシロウ)
※滑舌が良くなる方法については↓をご参考くださいませ。
→→ 滑舌が良くなる方法
(絶対に知っておいたほうが良いテクニックだと思う)。