「夢(Dream)」は無理して持たなくていい| 営業マンのメンタル

      2017/11/10

「夢(Dream)」は無理して持たなくてもいいです。

皆さん(特に20代の方が)、強迫観念にまで発展してしまっているかのように「あぁ……。私には夢がない……」と嘆いておられます。

こんな塞ぎ込んだ心理状態が続いてしまわれると、その方の生産性が落ちます。

最悪、人生を楽しめません。

結論から申し上げますと、無理して夢を持つ必要はないのです。

 

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アイデンティティが確立されていない証拠

なぜ、夢が持てないのか?

それは「個人のアイデンティティが確立されていないから」です。

要は、自分は誰か?

社会に対しどんなことができるのか?

何を善として悪とするか?

などが固まっていないのです。

「自分が誰で、どんな人間か?」、それらが自己認識できていないのです。

自分が誰か分からないまま夢を持とうとすると、必ず「他人の夢を真似する」ことしかできません。

もしくは「欲望を目標にするだけ」であったりします。

自分でもすぐに忘れてしまうような夢になってしまいます。

※アイデンティティとは……性格や内面の特性からとらえた自己認識。

自己認識が危機的状況にあることを「アイデンティティクライシス」と呼びます。

 

 

アイデンティティの確立には、ある程度の人生経験が必要

アイデンティティクライシスの状態で夢など持つ必要はありません。

まずはアイデンティティの確立が先です。

では、どうすればアイデンティティが確立されていくのか?

それには人生経験が必要なんです。人生経験。(特に苦しい体験が必要です)。

下に、それについて例を挙げながらご紹介します。

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例えば、ある20代の真面目な男性が「円満な家庭をつくりたい」と夢をもちました。

しかし、その男性の心の奥底には「たくさんの異性と遊びたい!」という欲望も渦巻いています。

さて、おそらくこの場合、この真面目な男性は欲望を達成させてみたいと願いながら生活していくでしょう。

すると、いつしか彼女ができます。

しかも願望通り、複数人の彼女ができます。

存分に欲望を満たしています。

しかし、彼はこの生活の中で本命の女性から裏切られるのです。

そして本命ではなかった女性には嘘をつかれ、思い切り騙されてもいました。

そしてトラブルにも巻き込まれたりと激しい人生経験を積んでいきます。

こんな経験を通して、はじめて彼は自己を認識できるようになるのです。

すなわちアイデンティティの確立がなされていくのです。

例えば、次のような考えが確立されていくのですね。

A: 私は女性と付き合う際には「信頼関係」こそ大切にしていきたい。

裏切りや平気で嘘をつき、人を騙せるような人たちと人間関係を構築していくのはまっぴらだ。

私は信頼関係を重要視する男だ。

 

B: 私はエキサイティングな人生を楽しんでいる。

この欲望が満たされる快感に今後も身をゆだねていきたい。

もちろん傷つくことも多々あるだろう。

しかし私は、食欲、性欲、睡眠欲、名誉欲、支配欲などを満たすために生活していきたい。

 

この20代の真面目な彼が、Aと自己認識すると「円満な家庭」が夢となるでしょう。

彼の昔から大切にしていた価値観が前面に出ています。

Bと自己認識すると「起業して大金を稼ぐ! 晩年には政治家になる」が夢となるでしょう(少し私のイメージが古いでしょうか? 笑)。彼の昔から心の奥に眠っていた価値観が前面に出ています。

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このように、自分を「どう自己認識するのか?」は、人生経験をある程度積まなければできないでしょう。

アイデンティティの確立は他人(社会)との関り合いを避けては通れません(それゆえに「私は社会が嫌いだ。だから社会との関り合いを避ける」というアイデンティティも存在するでしょう)。

アイデンティティが確立されてから、「夢」は持てばいいのです。

まだくっきりはっきり内面の自己認識がされていないとき、崩れているとき、混乱しているときに無理をして「夢」を持つ必要はありません。

むしろ、今の環境で精一杯働いて、たくさんの人と本気でコミュニケーションをとってみて、海外にも飛び出したりしてみてと人生経験を積んでいくことです。

すると、自分が誰か?

どんな人間か?

何を善とし、悪とするか?

などが気付けるようになります。

 

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他人に「あなたの夢は?」と質問されたら?

アイデンティティの確立を目指している途中に重要人物から「あなたの夢は?」と聞かれたらどうすればいいのでしょうか?

そのときは「うまく表現する」、これしかないでしょう(営業・セールスセンスが問われますね)。

重要人物から夢についての質問です。

正直に「まだ夢はありません」と回答してしまうと、おそらく「夢を持っていないのか……」とガッカリされてしまうことが推測できます。

「夢はもっています。しかしそれを他言しないと決めて生きております。ただ、あえて言わせていただくと今の仕事の実績を出すことを意識してます。その延長線上に夢があるので、叶うはずなんですよ♪」と。

 

 

夢は無理して持たなくていい。それよりも急いでアイデンティティの確立を。

無理して夢を持とうとして、他人の夢を真似することほど虚しい時間はありませんよね(個人的にはこれが最悪だと思います)。

また、夢を持てないことに自己嫌悪し、塞ぎ込んでしまうことも虚しい時間となります。

ですから、まずは急いでアイデンティティの確立を目指されてみてください。

※注意: あなたが何歳であろうとも精神的な「親離れ」ができていないとアイデンティティの確立には時間が掛かります。

その点もふまえておかれるとスムーズに作業ができるかもしれません。

無事、アイデンティティが確立された後に、夢を持たれてみてはいかかでしょうか。

今回は営業・セールスで実績を上げていくためには直接関係のない内容でしたが、実績を出すためのガソリン(パワー)の源になるテーマですので取り上げてみました。

陰ながらではありますが、あなたのご活躍を心より応援しております。

ありがとうございました。

一二 三四朗(ヒフ ミシロウ)でした。

 

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 - 心理学