社会人の本の読み方のコツ

社会人の本の読み方のコツ: 目的をはっきりさせる

本を速く読めない……。本の内容を読みながら理解できない……。だから時間をかけて読書をしたのに少ししかページを進めることができずに、しかも読んだ先から内容もすぐに忘れている……。みんなどうやって本を読んでいるんだろう……。

本の読み方のコツがいまいちつかめずにこのようなモヤモヤした感情をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は「本の読み方のコツ」について私なりの考えをご紹介していきたいと思います。ぜひ参考になるようでしたら実践していただけたらと思います。

さて、本題に入る前に本を読むにあたっての大前提をはじめにお伝えしておきたいと思います。

それは何かというと、あなたの本を読む目的によって本の読み方は変わるという性質を持っています。おそらく多くの社会人が何のために本を読んでいるのかというと、次の2つのうちどちらかのためではないでしょうか。

  • 娯楽のため。
  • 自分の目標を達成させるため。

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社会人の本の読み方のコツ: 目的がないなら読書はしなくてもいい

あなたに「娯楽のため」「目標達成のため」のどちらかが無ければ本を読む必要はないと断言できます。例えば、会社で先輩に「いいかお前、本をたくさん読めよ!」とアドバイスされたとしても、あなたに達成したい目標がなければどんな本を読んでいいのかが自分でわかりません。だからとりあえず小説を手にとって読み始めてみようと挑戦しても、この場合娯楽のためではないので、小説を読んでいてもちっともおもしろくないわけです。「あぁ……無駄な時間だ……」と感じながら本を読んでしまうでしょうから活字が嫌いになっていきます(これが新聞、ビジネス書、自己啓発書だったとしても目的が無いなら同じ現象が起きます)。

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社会人の本の読み方のコツ: 娯楽のために本を読むなら……

娯楽のために本を読むとは小説やエッセイ、ノンフィクションなどの「作品」を楽しむことを指しています(人によっては学術書やビジネス書を読む時間が娯楽になっているかもしれません)。したがいまして、その目的は楽しむことにあります。この場合、本の読み方は1文字1文字にじっくり目を走らせ、その世界観に没入していけば良いでしょう。本の読み方のコツとしては「あなたのお好きなように♪」となります。間違っても速読などはしてはいけませんよね。例えば、はじめて観る冒険映画のブルーレイを借りて来たとします。スピルバーグ監督作品です。このとき、倍速再生しながら観ませんよね。(笑)  その約2時間を楽しむことに目的があるわけです。「小説」でも「エッセイ」でも「学術書やビジネス書」でも同じように、その時間を楽しむために本を読んでいるのなら、じっくりとその世界観にひたりながらあなたのペースで読んだいかれたらいいでしょう。

一方、あなたに目標があるときは話は変わります。あなたの目標を達成させるために本を読もうとするときは、新しい知識習得、成功事例の情報収集、失敗事例の情報収集、業界の歴史、他国の思考方法(視点)など、様々な情報に触れていかなければならないでしょう。この場合の本の読み方のコツは次のようになります。

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社会人の本の読み方のコツ: あなたの目標を達成させるために読書をするなら「理解を捨てる」

その前にテレビ、YouTube、好きな音楽を視聴しないことを誓い、本当にそれを実践しましょう。これこそが社会人の本の読み方の極意になります。(笑)  これを実践すると恐ろしいほど静かで集中できる時間をつくれるようになりますので、読書にあけくれることが可能になります。

それを踏まえまして、あなたの目標があるときの本の読み方のコツはとにかく速く読むことです。速く読むためのコツは、まずは1文字1文字を頭の中で高速に音読することです。小説やエッセイを読むときのようにゆっくり音読していると時間を失うだけです。

「いや、それだと理解が得られず、本を読み終えたあとに何も残らないんだけど……」と思うかもしれませんが、実はそれでOKです。なぜなら、はじめて触れる知識は理解することがほぼできないからです。ですから理解よりもとりあえず「知った状態」にしておきます。そしてその状態で別の本を高速で読んでいきます。10冊、20冊と読んでいきます。すると、「あっ、前の本にこの内容について書いてあったな。なるほどね、こういうことなのか」と、つながることがあります。そうやって複数の本で理解を深めていくようにしていけば、新しい知識を知りながら、同時に理解も深めていくことができるようになります。

そして、この高速読みをしているとこんな良いことがあります。それは似たようなテーマについて何冊か読んでいると、何が書いてあるのかが予測もできるようになる点です。ですから、例えばパッとある段落を見ただけで、内容がつかめたりします。このときは、一文字一文字を高速で音読しているときと比べ物にならないほど高速でその段落を情報処理していますので、まさに巷に言われているような速読方法を自然とやってのけるわけです。

あなたの目標があるときは、その目標を達成に必要な本を何冊も理解を無視して読んでいくことが本の読み方のコツになります。

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社会人の本の読み方のコツ: 関連知識がインプットされていなければ理解はできない

補足ですが、こんなウソのような面白話があります。

私の友だちの友だちにはちゃめちゃな男性がいました。その男性は20代になって、なぜか思い立って歴史小説「三国志」を読み始めたんだそうです。男性はそれまで学校でも学校を卒業したあともほとんど活字に触れていなかったそうです。もちろん新聞、小説、ビジネス書など読んだことがなかったそうです。「さすがに大人になってこれではいかん!」と感じたそうで、それで三国志を読むことになったそうです。

そして、私の友だちが男性に感想を聞きました。すると男性は「昔の日本人は変わった名前だったんですね。『そうそうもうとく』とか『りゅうびげんとく』とか。ちなみにあれはどこで戦争していたんですかね。青森とかですか?」。

私の友だちはランチ中だったこともあり、絵に描いたように食べていた箸が止まり、眼球が飛び出るくらい目を見開いて絶句したと教えてくれました。(笑)  はじめて本当に時間が止まったと話していました。

男性は三国志を知らなかったのです。そして、中国人の姓名の特徴も―――日本史を読んでいると思い込んでいたのでしょうから―――気がつかなかったのでしょう。

まぁこれは極端な例ですが、ただこのように何かを理解するときには頭の中に関連知識が入っていなければ、その1冊だけをじっくりとそして何度も読んだところで内容を正しく理解することができません。

例えば、この男性なら西暦200年前後の中国が舞台であることや当時の時代背景を知っておくこと、そして当時の中国の都市名と位置を地図で確認しておかないと、どこに攻めていっているのかなど理解できません(これらを知っていればより楽しめますね。でなければ諸葛亮孔明は頭が超良い! 呂布つえぇ~! で終わってしまいます)。

そしてこの1冊で終わらずに、関連がありそうな本を2冊、3冊と読んでいくと「あれ! 青森が舞台じゃなかったんだ。中国だったんだ!」と理解できるようになっていきます。私たちも新しい本の内容が理解できなくても気にせずに、どんどんページを進めて行けばいいのです。そして次の本を読んでいけばいいのですね。おのずと理解は深まっていきます。

そしてまた時間をおいて同じ本を読んでいくとさらにその内容の理解が深まっていきます。ですから、たくさん本を読んでいる人の方が速く読めるようになっていくからくりがあります。

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社会人の本の読み方のコツ:  知らなかったことを知る

社会人の本の読み方のコツは、知識を得ることに集中しながら読むことです。

「知らなかったことを知る」、これが本を読むメリットです。そのためには飛ばし読みをしないことです。1文字1文字を落とさず読むことがコツになります。

理解できない内容が出てきたらラッキーです。なぜなら、それを知らなかったことを認識できるからです。

そうやって、見えなかった世界を見えるようになり、あなたの目標を達成させにいってくださればと思います。

※ちなみに本の読み方のコツには関係ないことですが、高速音読ができるようになると、決断力が上がります。例えば、今日どんな行動をとるのか?   飲食店で何を食べるのか?  一瞬で決断できるようになります。優柔不断がなくなります。日頃高速(5倍速、10倍速)で活字を処理しているので、頭の回転が勝手に速くなっています。

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社会人の本の読み方のコツ:  まとめ

社会人の本の読み方のコツは以下になります。

  • 目的を決める。

【本を読む目的が娯楽】

  • 楽しむ。

【本を読む目的が目標達成】

  • 高速音読。
  • 内容を理解しない。
  • 複数冊読む。
  • 時間をおいて同じ本を読む。

ここまでの本の読み方のコツはあくまで私の本の読み方のコツです。もしかしたらあなたに参考にならないかもしれません。

ただ、もしこのような視点をお持ちではなかったのなはば、ぜひ1度だまされたと思って試していただけたらと思います。

以上、「社会人からの本の読み方のコツ」でした。

この記事があなたのお役に立てますことを願いながら、そしてあなたのますますのご活躍を心より応援しております。

ありがとうございました。

一二 三四朗(ヒフ  ミシロウ)

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